すっかり秋になりましたね。
稲刈りも終え、除草剤も撒いたので残るは、田均し(たならし)のみとなりました。
天気が良く、田んぼが乾いているうちにやりたいので、天気予報と睨めっこしながら、やってきました。
たならし
田均しというのが正しいのかは分かりませんが、田んぼの高低をなくすため土を移動することを、そう呼んでみました。
田んぼによっては、かなりの高低差があります。
水口(みなくち)«水を入れる方≫が低く、水尻(みなじり)«排水側≫が高くなり、水はけが悪くなっていたりします。
こういうのを回避するために、土の移動をやります。
数年前より始めたのですが、中々上手くいきません。
田均しはトラクターに整地キャリアをつけて行います。
実は除草剤を撒くときも整地キャリアをつけて、その上に水のタンクとかを設置してやっています。なので今回は除草剤撒きをしたばかりなので、それらを外しただけです。
こちらが整地キャリアです。
真ん中のスコップの先のようなものを土に挿して走行すると、キャリアの中に入ってくる仕組みになっています。
土を出すときは、手前のあおりがダンプの様に開くようになっています。
こんな感じで整地キャリアを地面につけて走行すると土が入り、溝が出来ます。
上手く土が取れる時と、全然取れない時があり、取れない時は止まってバック。
どうやら、稲の株のところだと上手く取れるようです。
土を取り終えたらバックで低い所まで行き、土を落としながら前進。
このようにして、高い所から低い所へ土を運びます。
なぜバックで移動しているのかというと、色々試した結果1番田んぼとトラクターに優しいことが分かったからです。
以前は前進で移動して、土を落としてターンして戻っていました。このターンが地面を傷めていました。
ターンしている地面が緩くなってきて、トラクターの走行跡が残るようになってきます。
こうなると水が上がってきて土がぐちゃぐちゃになるので、逆効果です。
回避するためにターンをしないで、落とした土をバックで乗り越えてみました。
今度はトラクターに負荷がかかり、バキバキ音を立てながら乗り越えています。
壊れてからでは遅いので、却下です。それで今のやり方に落ち着いたわけです。
ですが、毎年乗り物酔いで気持ち悪くなるので思うように進みません。途中で必ず休憩します。
私にとってこの作業が、一番つらいかもしれません。
延々と繰り返すこと数時間…
こんな感じになりました。
これでも全然運び足りないのですが、気持ち悪いので撤収です。
全く関係ないのですが、この日は天気が良く赤とんぼがたくさん飛んでいて癒されました。
自然っていいですね~
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